国内初!
屋久島 白谷雲水峡のau通信エリア化
原生林が息づく森で命を「守る」、
想いを「伝える」
世界自然遺産で知られる鹿児島県屋久島。
島の名勝地、白谷雲水峡に
KDDIエンジニアリングが通信事業者で
初めての基地局を完成。
au通信が利用できるようになりました。
そこにいる、すべての人の安心と笑顔のため、
さらには新たな未来を見据えたこの事業。
実現にこぎつけた、バックストーリーに迫ります。
通信インフラのプロの挑戦
原生林に親しむことができる観光スポットであり、屋久島登山の起点でもある白谷雲水峡。
その特殊な環境ゆえに、どの通信事業者も通信環境を提供できずにいました。KDDIエンジニアリングはKDDI㈱からの想いのバトンを受け、「電話ができないと、遭難者の命にかかわる」との現地からの声を胸に、通信インフラ建設のプロとして挑戦を続けました。 そして、プロジェクト着手から8年を経た2022年、努力と熱意が実り、白谷雲水峡で国内初の通信をつなぐことに成功しました。
今ではau通信を通じて、観光客や登山者の“もしも”の時、命をつなぐ手助けになっています。さらには、白谷雲水峡から原生林の息吹や感動を写真や言葉で大切な人にリアルタイムに届けることも可能になりました。
厳しい規制、地形が立ちはだかる
屋久島は世界自然遺産や国立公園を有するため、規制が多い島として知られています。白谷雲水峡に電波を届けるプロジェクトにおいても、さまざまな困難に直面しました。
通信ケーブルの敷設や中継基地局の設置は難しく、電力の供給も課題に上がりました。また麓からの無線も、入り組んだ山並みや、多くの樹木に阻まれるため電波が安定しません。
KDDIエンジニアリングはこれまでに培った確かな技術と、多くのスタッフの決して諦めない想いをもって苦境に立ち向かうこと8年。白谷雲水峡にau通信を届けることに成功しました。
8年の歳月をかけてミッション達成。
開通への軌跡
「白谷雲水峡でau通信がつながる」という安心を届けるために、KDDIエンジニアリングが基地局設置までに取り組んだ“挑戦”の数々をご紹介します。
人だけでなく自然も守る!
KDDIエンジニアリングの技術力
- 自然資源を活用した水力発電
- 景観に配慮した小型の基地局やアンテナを設置
- 既存の電線・電柱・側溝を利用。
新たな構築・建設物の回避
“技術魂”と“想いのバトン”で
未来を拓く
すべては白谷雲水峡での、安心・快適のために。
KDDIエンジニアリングは、
人のための通信を提供していく。
この島の美しい景観を守るがごとく、訪れる人や関係者の安心と安全を守りたい。
その一念で、KDDI㈱とKDDIエンジニアリングは屋久島の通信環境向上を目指し、 au通信の対応を進めていました。
2014年には縄文杉と宮之浦岳山頂に。2016年にはヤクスギランドと荒川登山口に。
とりわけ、白谷雲水峡での基地局建設は現地の人々の悲願でもありました。 みんなの安心と笑顔のために、「当たり前を、当たり前にする」。
これからもKDDIエンジニアリングは、努力と工夫に裏付けられた“技術魂”と、 建設担当、保守担当みんなで心ひとつに想いをつなぐ“想いのバトン”で、全国のあらゆる地域に通信をつなぎ、より良い未来を拓いていきます。