安定した通信を守るため、
現場の安全を一番に守る。

ファシリティ建設・保守
2009年4月新卒入社

長尾 寛Hiroshi Nagao

就職活動を振り返って

学生時代はロボットの制御に関する勉強をしていました。自分でプログラムを組んでロボットを操作するようなことにも取り組んでいましたが、就職活動では携帯電話など身近なものを支える仕事に興味を持っていました。いつも肌身離さず持ち歩いていた携帯電話は、生活の一部ともいえます。そんな暮らしの一部を支える仕事がしたいと思い、KDDIエンジニアリングへの入社を決めました。専門分野外でしたが、充実した研修制度もあり、安心して仕事を始めることができました。

現在の仕事内容は?

KDDIのネットワークセンターや基地局内にある通信機器には、必ず電力を供給する設備や空調設備が必要です。私の業務は、その電力設備や空調設備の増設・更改工事の「設計」「工事管理」です。たとえば、老朽化している設備があった場合には、新たな設備の導入のための必要容量やスペースから最適な工事設計をKDDIへ提案し、工事を実施します。そして、実施される工事が「安全」「高品質」「納期内」で収められるよう、現場管理やサポートといった業務も行います。工事の中でも、リスクの高い作業に関しては、より安全に作業ができるように手順書を作成して現場立会いを行うことも大切な業務。工事で不具合があると通信サービスに大きな影響を与えてしまうため、「安全」に関しての意識を高く持ち、どのような工事手順が安全であるのかを日々考えながら取り組んでいます。現在の部署へ異動する前は、しばらくモバイル建設の部署に所属していました。ファシリティ建設ではその先のお客さまの姿が見えないけれど、モバイル建設ではユーザーの声が耳に入りやすい環境にありました。両方を経験しているからこそ、人々の生活になくてはならない通信サービスを担う設備を支える業務をしているのだということを実感しています。

印象に残っている仕事は?

「通信は絶対に切ってはいけない」という考え方に触れたときはとても印象的でした。局舎の電気設備を古い物から新しい物に交換する際、私たちは、局内の通信機器を止めずに実施します。一般的には、電源を落としてから作業をするのが当たり前かもしれません。しかし、電源を落としている間は通信機器の接続先である数百~数千局の無線基地局や、インターネットが使えなくなってしまいます。安定した通信環境を守ることを優先するKDDIグループの姿勢に驚いたと同時に、だからこそ現場管理をする私たちが工事に携わる人々の安全を一番に守らなければならないのだと仕事の責任感を大きく感じました。

今後の目標は?

ファシリティの保守業務やモバイル建設の業務を通してとても多くの知識を得ることができました。今後は、この経験をもっと活かしつつ、現在の部署での専門性をしっかり高めていきたいです。電検三種、施工管理技士、電気工事士一種などの資格取得にも挑戦中です。ファシリティの分野においては、自分がプロであると胸を張れるよう頑張っていきたいですね。

休日の過ごし方は?

基本的に週末は家族一緒に過ごしています。天気が良ければ、二人の子どもと近所の公園まで遊びに行きますし、夜にはみんなでテレビを見たりゲームで遊んだりと家族の時間を楽しみます。また、家族全員食事をすることが好きなので、みんなで夕飯の相談をしながらスーパーで買い物をするのも楽しいですね。

掲載日 2021年4月