通信インフラの知識も、
自分自身の視点も、
未来へつないでいく。

ネットワーク建設
2009年新卒入社

齋藤 桂太Keita Saito

就職活動を振り返って

私の学生時代は、ちょうど学生も携帯電話を持ち始めた時期でした。そういった暮らしの変化もあって、通信や機械などの分野を学びたいと考え、短大に進学。就職活動のときには、通信インフラへの興味が大きくなっており、三大キャリアの一つでもある“au”の通信サービスを支えるKDDIエンジニアリングであれば、最先端の技術や設備を身近に感じながら仕事ができるのではないかと考え、入社を決めました。専門的な知識はあまりなかったので、入社前から情報を集めるなど一生懸命準備したことを覚えています。

現在の仕事内容は?

入社当時のネットワーク建設部には「工事管理」と「工事設計」の二つのグループがありました。ネットワークセンターを建設するにあたり、工事設計グループが設計図や手順書を作成し、それに従って工事管理グループの作業がスムーズに進むように現場の管理をしていきます。私は入社後、工事管理のグループに所属していましたが、一昨年から工事設計のグループへ異動し、工事のための書類や資料の作成業務を行っています。私の部署が管理するネットワークセンターはNTTグループの場所を借りて設置されるネットワークセンターで、少し特殊です。新たにネットワークセンターを建設したり、設備を取り替えたりする際には、NTTに申請し、作業書を作成して、実際に工事をする協力会社へ依頼します。一見、事務的な仕事のようですが、工事の全容や現場に関する知識が豊富でなければ、協力会社やNTTの方への迷惑につながり、さらには、KDDIグループの印象にも影響してしまうので、細心の注意を払って業務に取り組んでいます。災害時には通信インフラの復旧のために、NTTへ作業の申請をいち早く行います。少しでも早い通信インフラの復旧について、それぞれが知恵を出し合うときに私たちの仕事の意味を大きく実感しますね。

印象に残っている仕事は?

じつは入社後、現場管理の業務が思うようにいかず上司に相談することがありました。現場で作業をする協力会社の方々の技術力はとても高く、自分よりもずっと工事についての知識があります。そんな方に自分が指示をしていいものか不安に思う時期がありました。そのような時、上司は私に協力会社への出向のチャンスをくれたのです。出向を経て、作業者目線で現場を捉える力が身につき、状況を正確に判断し、相手に考えを的確に伝えることを、とても意識するようになりました。社員の「やってみたい」にすぐに応えてくれるKDDIエンジニアリングの柔軟な姿勢を肌で感じた瞬間でした。

今後の目標は?

日々の業務に加えて、5Gネットワーク設備構築プロジェクトにも携わっています。日本全国に5Gネットワークの設備を導入するために、新たに図面を書いていくのですが、まずは自分が勉強することから始めなければなりません。社運をかけたプロジェクトともいえるものですので、最後まで責任をもって業務に取り組みたいですね。仕事をするなかで、協力会社をはじめ社外の方の仕事に触れる機会も多々あります。新しい技術を取り入れるのと同じように、仕事への考え方や価値観もどんどんアップデートしながら会社に貢献していきたいです。

休日の過ごし方は?

休みの日には、家でのんびり過ごすことが多いです。最近は、動画配信サービスで映画鑑賞をしていますね。オリジナルのドラマなどにもハマっています。

掲載日 2021年4月