お客さま目線はもちろん、
現場目線も持ちながら、
基地局を拓いていく。

モバイル建設
2016年新卒入社

越智 麻友Mayu Ochi

入社の決め手は?

もともと理系科目が好きで、せっかく学ぶなら、より専門科目を究めたいと思い高等専門学校へ進学。その高専からKDDIエンジニアリングに就職している先輩が多かったこともあり、KDDIエンジニアリングは昔から身近な存在でした。さらに技術職であるのに女性社員が多いことも好印象でしたし、モバイルという身近な通信システムに関わる仕事は、人々の暮らしを支える実感を得られるのではないかと思い入社を決めました。

現在の仕事内容は?

入社後の研修を経て、モバイルの基地局を建設する前段階である「置局」の業務に携わっています。モバイルの基地局を建設するにあたり、そのエリアでの基地局の設置状況を確認し、新たに、設置する基地局の場所を検討します。「しっかり電波を届けられるような見晴らしがあるか」といったユーザー目線はもちろん、「実際の工事を進めやすいかどうか」「予算内で工事が可能かどうか」など、設計や工事を担当する協力会社の現場目線も取り入れながら判断していきます。また同時に、それぞれの土地のオーナーの方々と賃料の交渉をしたり、地域住民の方に工事期間や手順について説明することも、私たちの大切な仕事です。現在は本社勤務ですが、入社後に配属された広島では、地域住民の方とのコミュニケーションの機会が多くありました。自治会へ参加し、自分の親世代の方々に、工事についてわかりやすく説明することを心がけていましたね。それまでつながらなかったエリアに電波を届けることができたとき、住民の方から「やっと携帯電話がつながる、待ってたよ!」という喜びのお声をいただき、とてもうれしかったと同時に、自分たちが暮らしを守っているのだという使命感も芽生えました。現在担当しているのは、全国の置局業務です。さらに、オリンピック開催に向けた通信システムの強化といった東京ならではの置局業務です。キャリアとともに扱う工事の案件も増えてきました。日々全国の地図と向き合いながら、たくさんの人に「つながる」という状況をいち早く届けられるよう業務に取り組んでいます。

印象に残っている仕事は?

3年目のときに関わった復旧工事の業務が印象に残っています。ある地域が台風により土砂崩れが発生し、基地局もその影響を受けてしまったのです。当時は私も現場へ足を運び、協力会社の方々とともに復旧工事に携わりました。現場によって状況は異なるため、現場ごとの異なる状況にも素早く正確な判断が求められます。道具の手配や作業の段取りにしても、あらかじめ下調べをしっかり行い、どんな対応もできるように準備しておく必要があると学びました。この経験をきっかけに、日々の業務でもその仕事の意味を深掘りしたり、いつでもすぐに判断できる知識を蓄えておく姿勢が身についたように感じます。

今後の目標は?

KDDIエンジニアリングには、あらゆる経験をしてきた上司や先輩がたくさんいて、仕事のスムーズさや業務に関する引き出しの多さをみるにつけ、入社5年目とはいえ自分の未熟さを実感します。私も現在の仕事のスキル向上はもちろん、モバイル以外の部署でも経験を積み、幅広い知識を身につけ、いずれは自分の武器となるような得意分野を見つけたいと思っています。

休日の過ごし方は?

最近結婚し、新しい生活がスタートしました。あらためて、KDDIエンジニアリングには女性が活躍できる環境がしっかり整っていることを実感しています。体調面でのサポートや産前産後の休暇制度、職場復帰後のフォローも充実しているので、これからのライフイベントを大切にしながら働くことができそうです。休日は料理の腕を磨いており、得意料理は肉じゃが。レパートリーを増やせるように勉強中です。

掲載日 2021年4月