まったく異なる
業界からの転職。
やりがいも働きやすさも
感じている。

ネットワーク建設
2009年キャリア入社

小野田 諒平Ryohei Onoda

就職活動を振り返って

前職はお菓子のパッケージデザインなどを手がける会社で、グラフィックデザイナーとして働いていました。仕事柄どうしても〆切に追われてストレスを抱えることも多く、今後の人生を見据えてより働きやすい会社への転職を考えていました。ただ、この会社はまったく異なる業界からの挑戦だったこともあり、転職前は不安のほうが大きかったですね。しかし、自分以外にも介護業界からの転職やスポーツインストラクターから転身している人たちもいると知り、安心して新たなスタートを切ることができました。

現在の仕事内容は?

KDDIの提供するインターネット光回線「auひかり」の開通工事の施工管理です。お客さまが「auひかり」の契約を交わしたところから仕事はスタート。開通工事を担当する工事会社と連絡を取り合い、まずは工事日の日程を調整し、開通に必要な機材の配送手配などを行います。当日の工事自体は工事会社の方々が行うものの、工事の進捗確認や開通後のチェックなどは私たちの仕事。さらに、お客さまの物件ごとに現場の状況が異なることもあり、うまく開通できない場合はこちらから指示を出して対応してもらいます。ある程度のトラブルは自分一人で解決できるものの、中には原因がわからず、時間がかかってしまうことも…。こうしたときは先輩や上司に確認したり、ときには部署やグループ会社の垣根を越えて支援を仰ぐなど、さまざまな人たちの力を借りながらいち早い解決を目指していきます。また、トラブルを解決した後は、対応マニュアルを作成し、担当メンバーと情報を共有。迅速な対応ができるようナレッジを蓄積します。常に会社全体で、より良い方法や仕組みをつくりあげていくことを心がけていますね。ちなみに、新しいマニュアルの作成など、資料作成の業務では、前職のグラフィックデザイナーとしての経験が役立っています。「わかりやすいね」と褒めてもらえるとやはりうれしいですね。加えて、最近は資料作成などの業務は自宅でも行うことができ、もともと働きやすい職場でしたが、いっそう働きやすくなっていると感じています。

印象に残っている仕事は?

2011年の東日本大震災では、日本中で安否確認の電話やメールが一斉に飛び交い、一時的に通信ネットワークが大混乱に陥りました。弊社でもその復旧に向けた作業に全社を挙げて取り組み、私自身は西日本からの電話を受けるための窓口の設置業務などを担当しました。この時は改めて、自分たちの仕事が世の中に与える影響の大きさや求められている役割の重要さを実感しましたね。さらに、この会社では自然災害や大規模障害が発生した時には、会社での役職に関係なく、全員が現場に足を運び対応にあたります。そうした、ここぞという時のチームとしての一体感はKDDIエンジニアリングの誇れる強みだと思います。

今後の目標は?

私自身のキャリアを振り返ると、まったくの未経験からスタートで、最初は「auひかり」の保守業務を担当しましたが、先輩たちが丁寧に教えてくださり一つずつ知識と経験を増やしていくことができました。次に配属になった局舎の保守や、その後のKDDIに出向して担当した監視業務も同様です。毎回、業務が変わるたび、ゼロから覚えていくことだらけですが、逆に言えば、学んでいく姿勢さえあれば、どんな業界から転職した方でも困ることはないと思います。そういう意味では、今後の目標もまずは「目の前のことに頑張るのみ」ですかね(笑)。

休日の過ごし方は?

現在の部署では、開通工事が土日になることもあり、月に1〜2回は土日出勤があります。ただ、その分はもちろん平日休みが取れますし、前職と比べてもプライベートの時間はしっかり確保できていると思います。仕事が休みの時は4歳と2歳の子どもたちと公園で遊んだり、家族で買い物に出かけたり。ときどき一人でジムに行くこともありますが、なかなか成果は出ないですね(笑)。

掲載日 2021年4月