未来を照らすエネルギーを創る
「太陽光発電」

SDGsアイコン 7 エネルギーをみんなにそしてクリーンに 9 産業と技術革新の基盤をつくろう 11 住み続けられるまちづくりを 12 つくる責任つかう責任 13 気候変動に具体的な対策を 15 陸の豊かさも守ろう

おひさまの恵みを、
未来を照らす
チカラに変える!

カーボンニュートラルの実現は、
現代社会での重要なミッションです。
KDDIエンジニアリングは、発電時に
二酸化炭素(以下、CO2と表記)排出や
廃棄物が発生しない
「太陽光発電」に着目。
お客さまやKDDIグループの
仲間とともに、太陽光発電の
新たな可能性を拓いてきました。
今回は、未来を明るく照らす
KDDIエンジニアリングの
プロジェクトについてご紹介します。
(2025年3月現在)

注目のエネルギー源、
太陽光発電で拓く
サステナブルな未来

太陽光パネルや、新型の電池「ペロブスカイト太陽電池」を用いたKDDIエンジニアリングによる環境にやさしい発電のための取り組みに迫ります。

「サステナブル基地局*1」運用で
カーボンニュートラルを促進

2023年5月、KDDIが設置した「サステナブル基地局」では、私たちKDDIエンジニアリングも協業(設置・運用)しています。
基地局とは、全国各地で通信サービスを提供するために必要な設備のこと。
KDDIが排出する年間約100万tのCO2*2のうち、約半分はこの基地局で使う電気に起因しています。5Gが普及したことにより今後、通信量の増大が想定されることから、CO2削減のための有効な手段として、サステナブル基地局の拡大を進めることになりました。

サステナブル基地局の特長

サステナブル基地局は、周辺に太陽光パネルを設置して発電し、電力を供給。基地局から電波を発射する際に活用します。足りない分はカーボンフリープランの電力を使用することで、CO2排出量実質ゼロを実現します。
災害時などで電源の供給が滞る事態にも、太陽光パネルで発電した電力で対応可能。非常用電源の蓄電池を長持ちさせることで、通信が途絶えにくくなります。
一方で、基地局の多くを占めている電柱型基地局やビル設置型基地局など、敷地面積が狭く太陽光パネルの敷設が難しい基地局への展開が課題でした。

国内初!
ペロブスカイト太陽電池の取り組み

KDDIグループは、薄い・軽い・曲げられる、扱いやすさに長けた「ペロブスカイト太陽電池」を電柱型基地局に設置したポールに巻き付ける実証実験を行っています。当社も基地局のアンテナ設置の知見を活かしながら建設・検討に参画しました。
ペロブスカイト太陽電池は、その取り付けにおいて施工方法が確立されておらず設置方法から検討が必要でしたが、ここでも当社の“プロ人財*3”が活躍しKDDIと協力してポール型の検討および施工を実現。
これにより、畳三畳ほどの狭い敷地の基地局でも太陽光発電が可能であることも証明されました。
さらにこの取り組みは、環境保全に取り組む姿勢が実験段階から評価され、2025年3月、「第33回地球環境大賞 総務大臣賞*4」を受賞しました。
さらなる「サステナブル基地局」の拡大を目指していきます。

  • 24時間365日、CO2排出量実質ゼロも可能(太陽光発電ができない夜間や悪天候時には、カーボンフリープランの電力を活用してCO2排出量実質ゼロに)
  • 自律的に電源を確保できる。
  • 「ペロブスカイト太陽電池」など新技術を用いて、次世代の太陽光発電にも挑戦中。

ペロブスカイト太陽電池の設置写真(2024年3月7日)

物流倉庫の
太陽光発電設備導入に尽力

お客さまは日本を代表する物流会社さま。
かねてよりCO2排出削減量に向けての施策や、環境に配慮した車両・設備を導入するなど環境問題に真摯に取り組んでこられました。
再生エネルギーの活用にも興味を持つお客さまに対し、KDDIエンジニアリングは自家消費型太陽光発電設備の導入をご提案。ともに懸念事項や課題を解決していき、太陽光発電施設の完成まで漕ぎつけました。
さらなる発電施設拡大や社会貢献のため今後も、お客さまと私たちの“二人三脚”は続いていきます。

*自宅や事業所などの建物に太陽光パネルを設置。施設内で発電した電力を消費するシステムのこと。

太陽光発電施設DATA(所在:東京都江東区有明) 起動 2024年6月3日 パネルの枚数 138枚 パネルの総面積 269㎡

太陽光発電施設の効果

発電量 年間61,130kWh CO2排出削減量 年間約26.77t

お客さまの声①

太陽光発電設備の本設置に際しまして沿岸地区ということもあり、塩害、強風等懸念事項もありましたが、KDDIエンジニアリング社のノウハウにより施策が打てたことに深く感謝申し上げます。今後もグリーンエネルギー活用によるCO2削減の一助として事業展開に着手していきたいと考えております。

お客さまの声②

有明倉庫は紙製品のみならず湾岸地区の地の利を生かした多様な貨物を寄託している当社の基幹倉庫です。5階建で垂直搬送機を10基も使用していることもあり電気使用量が多く、太陽光パネル発電システムを入れて倉庫の効率化を図れないか検討していたところ、KDDIエンジニアリング社より設備のご提案いただきました。そして、完成、稼働開始となりました。湾岸倉庫ということで風が強いのが心配な点でありましたが、パネルの飛散防止対策もしっかりとされ、安心して毎日の発電推移を見させていただいています。

  • 発電所設置へのハードルを下げるべくアシスト(導入費低減のため助成金の活用を提案し、申請手続きを支援)
  • 高所・塩害・強風。三重苦に負けない設計・施工(サビや腐食低減を考慮した太陽光パネルや、当社初導入の強風に耐えうる架台を選定)
  • 発電を実感する仕組みを構築(監視モニターで発電量をチェック可能。発電量がひと目でわかることから従業員の皆さまに好評!)

太陽光発電の
進化・普及で
カーボンニュートラル
実現の一翼を担う

環境への負荷が軽い
再生可能エネルギーとして注目されている
「太陽光発電」。
その発電量は、年々伸長し続けています。
発展著しい太陽光発電を
さらに発展させることは、
私たちの使命のひとつです。
さらに再生エネルギーの
可能性を拡げるべく、
培った技術力や対応力、
経験豊かな「プロ人財」を結集して、
サステナブルな
環境づくりに励んでまいります。