入社間もないタイミングで携わった企業倫理委員会の事務局の仕事は、とても印象に残っています。会社全体の企業倫理活動、内部統制活動、安全品質向上活動を取りまとめて、親会社であるKDDIに報告するための資料を作成する仕事でした。各部署にお声がけして、どのような活動を実施したかを資料化していただき、それを事務局が集約して体裁を整えて提出までを担うのですが、労力的にも時間的にも、とても大変な仕事でした。
まだ会社のことも、組織についてもわからない状況の中、活動内容を伝えられてもすぐには理解できませんでした。そもそも、資料にはよくわからない言葉が羅列されているので、まとめるのに苦労しましたが、最初にこの経験をしたことが、自分を変える機会にもなったのかもしれません。期間的には1ヶ月半ほどの作業でしたが、慣れない環境下でやり遂げられたことが印象深く心に残っています。
現在では、総務部としての仕事はもちろんのこと、各所から法務に関する問い合わせが私の元に届くんですね。内容によっては、関係各所にヒアリングするケースもあります。結果、問題解決の手助けができたときには、社員の皆さんの働きやすさに貢献できている感じがしますし、役に立てて良かったと素直に思いますね。ありがたいことに皆さんから「ありがとう」と言っていただけることも多くて恐縮するのですが、その一言が日々のやりがいになっているのかなとも感じています。
大企業になればなるほど、自分が所属している部署以外の業務内容を把握しにくいと思うんですね。それは、この会社も同じですが、総務部 企画グループにいると経営管理本部以外の事業部の取り組みについても把握しやすい部分があります。会社全体として、どのように動いているのかがわかるのも、この部署の魅力の一つではないかと思っています。