社員インタビュー

大貫 潤 さん

運用保守事業本部 サービス運用本部
(インタビュー時の部署となります)
2021年入社

24時間365日、設備を監視し
トラブルや障害に迅速に対応

高等専門学校時代、自分が就きたい仕事がわからないまま就職活動を行なっていた時期がありました。そんな時、頭に浮かんだのがKDDIエンジニアリングという会社だったんです。趣味で音楽フェスへよく行くのですが、そういった野外イベントの会場にKDDIエンジニアリングの社員が携帯電話の基地局対応で来ていたことを思い出したんです。

音楽フェスの会場は、沢山の人が集まりすごく携帯電話が繋がりにくいので、SNSに情報をアップしたいのに、それができないもどかしさがありました。ところが、イベント対応で来てくださっていたKDDIエンジニアリング社員のおかげで、携帯電話が使えるポイントがいくつか準備されていたんです。その時、すごく感謝しましたし、私と同じような悩みを持つ方々の力になりたいと思ったことが入社の大きなきっかけになりました。もう他の会社には目もくれず、この会社一本でした(笑)。

現在、私が所属している運用保守事業本部 サービス運用本部は、KDDIグループのauやUQを利用されているお客さまにストレスなくサービスをご利用いただく環境を守り、何か障害が起きた時に対応していく部署です。その中で、私はお客さまの通信が集約されるネットワークセンターに設置されるルータ設備などを24時間365日絶えず監視し、設備に異常が発生した際に、それを復旧するための一次対応を行っています。

統制グループは1から5グループまであり、各グループ4人体制を組み、輪番で日勤・夜勤と交互に仕事を回しています。勤務時間帯が一定ではないのは、確かに大変ではありますが、私はもともと夜型の人間なので特に負担に感じることはありません。ただ、夜勤前後は睡眠時間をしっかり確保するために就寝時間を決め、それまでに何をするといったスケジュールを立てることで体調管理を徹底しています。

チームリーダーとして、
障害復旧の舵取りを担当

2023年4月から現在のネットワーク監視センターの業務に就いています。24時間365日、常に設備の監視をしているわけですが、もしわれわれが手を止めてしまうと、お客さまのサービスに直結してしまうので責任は重いと感じています。障害が発生した際には、迅速な対応、正確な判断が必要となりますので、常に緊張感を持って業務に臨んでいます。今の部署に配属となってからは、突発的なトラブルや障害と隣り合わせ中、業務にあたっているため精神的にも技術的にも頭の回転速度なども含め、いろいろな面で成長できていると感じています。

トラブルが起きないに越したことはないのですが、時には過去の事例もノウハウもないような特異事象と呼ばれるような故障に直面することがあるんです。その設備を監視しているのはグループの4人だけなので、どういう判断を下して処理するかは、この4人に委ねられているわけです。またホームページでお客さまに障害が発生していることをお知らせすることも重要で、一定時間内に関連部署と協力し情報を確定し展開しなければいけないんですよ。過去のノウハウがないからと迷っているような時間はないので、自分たちで判断して対応する必要があるんです。

2024年9月からチームリーダーとして業務に従事していますので、今は私が指示を出して障害復旧の舵を取っています。ただ、リーダーになる以前から緊張感を持ち、4人で支え合う形で業務に当たってきましたので、リーダーになったことで意識が大きく変わったかと言われると、そうでもないのかなと思います。

ただ、いつ起きるかわからないトラブルや障害に対し、常に緊張感を張り巡らせていると言うよりは、障害が起きた瞬間に自然と気持ちが切り替わる感じですね。空いた時間には対応の訓練を行ったり、過去のノウハウを見返したり、自己学習をするなど自身のスキルアップに充てたりもしています。

当たり前を守り続けることが
仕事に対する矜持

われわれの部署は、お客さまと直接相対する仕事ではありません。しかし、何か障害が発生したときにネガティブな声が寄せられてしまうような部署です。携帯電話が普通に使えるのが当たり前。その当たり前を、ちゃんと毎日守っていることが自分たちの誇りかなと思うんですよ。だから、何も起こらずに業務が終了した時に安堵しますし、当たり前を守れたことが、仕事のやりがいにつながるのもかもしれません。

この部署に異動して、2年弱しか経っていませんので、まだまだ学ばなければいけないことが多いのですが、将来的には、より高度な復旧オペレーションが必要な障害に対応できるよう専門的な知識を磨いてみたい想いや、設備の開発に携わりたい気持ちがあります。例えば、日々進化する5Gのネットワークにおいて、新しいネットワーク機器などを、どういった設計のもと、どういう設備を使うとか。あるいは、仮想化が進むサーバー機器の設計にも携われるといいですね。

勇気を持って飛び込んだ結果、
今の自分がある

私は学生時代、通信系ではなく、畑違いの情報系の勉強をしてきました。それが、通信業界に入り、学んだことのない知識が必要とされる部署で仕事をしています。それを可能にしているのが、社員教育や研修制度、配属先でのOJTです。1年ぐらいトレーナーがついてOJTを受けた後に独り立ちします。

改めて考えると、それほどまでに社員の育成に力を入れてくれる会社って、すごいと思いませんか。そのおかげで私は今の仕事ができているわけですから。勇気を持ってこの会社に飛び込んで良かったと実感しています。