社員インタビュー

足立 真之介 さん

エンジニアリング事業本部
フィールドエンジニアリング本部
(インタビュー時の部署となります)
2019年入社

設計から施工まで
携帯電話基地局の建設に携わる

私の出身校から多くの先輩がKDDIエンジニアリングに入社している関係で、卒業生との交流会が学校で行われていました。そこで業務の内容や会社の雰囲気を説明していただいたのですが、先輩たちが口を揃えて「福利厚生がしっかりしていて、働きやすい環境がある」と言うんです。そこに魅力を感じたところもありますが、実は兄が同業他社で仕事をしており、そんな兄の姿を見て通信インフラを支えている仕事に興味を持ったのも、KDDIエンジニアリングを選んだ大きな理由です。ただ、兄の背中を追うのではなく、自分は別の会社で頑張ろうと思い決断しました。

入社後、半年間の研修を経て配属された先は、大阪の運用保守事業本部でした。携帯電話基地局が故障した際、現場で対応いただくパートナー企業の担当者に遠隔で作業の指示だしを行い復旧していくのですが、その仕事を2年間従事しました。その後、また2年ほど東京のエンジニアリング事業本部 東日本通信建設部へ異動となり、2023年から現在の西日本通信建設部に所属しています。

フィールドエンジニアリング本部は、通信事業者から携帯電話基地局の建設を受注し、建設業として建設場所の選定や所有者さまとの契約の折衝・締結、基地局の設計および施工までを行います。2024年からはauに加えてUQの基地局建設も担当するようになりました。私が所属する工事2グループは西日本エリアを対象に、業務にあたります。工事2グループは8名が所属しており、基地局を建設する物件のオーナーさまとの契約を締結する基地局担当、基地局の設計を行う設計担当、施工全般をまとめる施工担当に業務が分かれています。

その中で私は、基地局工事の図面を作成する設計の業務を担当しているのですが、デスクワークだけではなく、工事の際は現場へ行き作業を行っています。実は、現在の部署に配属されるまで設計に関する知識が全くなかったのですが配属後、数か月の研修を通して図面作成に用いるCADの操作を習い、丁寧に指導をしていただきながら、実際の業務を通じて設計を学んでいきました。今では、自分が設計した基地局の工事に行ったりしています。図面を書くのは楽しく、体を動かすことも好きなので、自分の中ではうまくバランスが取れていると思いますし、どちらも働きがいのある業務だと感じています。

未経験の業務への挑戦が
自身の成長につながった

これまで複数の部署を経験してきましたが、その中でも印象深い仕事はフィールドエンジニアリング本部の配属となってからメインで担当した、施工管理アプリケーションの導入案件ですね。基地局の建設工事をパートナー企業さまに対応いただく際、作業開始の入局と作業終了の退局の連絡をしてもらうのですが、これを以前まではメールで行っていました。ただ、管理が煩雑になっていたことから、建設DXという合言葉のもと、業務のデジタル化・効率化の一環として市販のソフトウェアを活用してシステム化することになったんです。その新しいシステムの導入にあたり、システムの購入先との打ち合わせから、社内の稟議処理、他部署との協議までを担当させていただきました。

2023年の4月ぐらいから導入の検討が始まったのですが、運用開始目標が同年の10月と決まっていましたので、半年ほどしか時間がなかったんです。その中でスケジュールの調整や、次は何をしなければいけないかを自分で考え、動かなければなりませんでした。これまで経験したことのない業務や関わりのなかった他部署の方たちと協力して仕事を成し遂げたことは貴重な経験となり、少なからず自分を成長させてくれた案件だったと思っています。

それ以前は、他部署の設備担当の方とは問い合わせなどで連絡を取ることもありましたが、同じ会社ながら情報システム部や総務部や経理部といった管理部門の方々とコミュニケーションをとる機会はほとんどありませんでした。それまでは違う部署の仕事を知る機会がなかったので「うちの会社は、こういう仕事も行っているんだ」と新たな興味を持つことができましたし、自分が知らない専門分野の話を聞くこともできました。大きな刺激を受けたとともに、やはり他部署との関わりを持つのは大切だなと感じた案件でもありました。

新しい時代に沿った業務に
携わることが、将来の目標

施工管理アプリケーション導入案件を担当したことで、社内の他部署の仕事を知ることができ、興味も持ちましたが、まず今は自分が担当している設計の業務を極めるではないですけれど、もっと精通することが先決だと思っています。ただ社内には、いま話題のStarlink(スターリンク)衛星の対応やサステナブル基地局などを新規で受注している部署もありますので、au基地局工事で培った知識と経験を、そういった部署でも生かせるのではないかと思います。新しい時代に沿った業務に携わりたい想いもあり、それが将来の目標のひとつでもありますね。

その目標に向けてというわけではないのですが、電気通信主任技術者試験に向けて勉強をしています。今の仕事にも役立つ資格だと思いますし、将来的なことを考えると所有しておいたほうが良いのではないかと考えています。実際、業務と勉強の両立はなかなか大変ですが、仕事が早く終わったときには少しだけ会社に残って、コツコツと勉強しています。周りのバックアップも心強いですね。

働き方を選択できることが、
働きやすさにつながっている

入社から6年目を迎えますが、学校のOBである先輩社員に伺った「福利厚生がしっかりしていて、働きやすい環境がある」という言葉を実感しています。入社の一番の決め手となったのは福利厚生の部分でしたが、とても充実していると思います。また、社内の雰囲気も良いので、とても働きやすいですね。プライベートに関しても、例えば有休を取る際は周りの方々が理解してサポートしていただけるので、休みやすい環境になっています。プライベートの充実が仕事の面でもフィードバックされるのかもしれません。

また、テレワークできる環境も整っていますので、希望すればテレワーク業務をさせていただくこともできます。私は実家が愛知県なのですが、たまに実家からテレワークさせていただくことがあるんですね。場面に応じて、しっかり働き方を選択できるので、そんな点も働きやすさにつながっているのだと感じています。私はまだ独身ですが、家庭を持っている方にとっては、とても良い制度ではないかと思います。