私の出身校から多くの先輩がKDDIエンジニアリングに入社している関係で、卒業生との交流会が学校で行われていました。そこで業務の内容や会社の雰囲気を説明していただいたのですが、先輩たちが口を揃えて「福利厚生がしっかりしていて、働きやすい環境がある」と言うんです。そこに魅力を感じたところもありますが、実は兄が同業他社で仕事をしており、そんな兄の姿を見て通信インフラを支えている仕事に興味を持ったのも、KDDIエンジニアリングを選んだ大きな理由です。ただ、兄の背中を追うのではなく、自分は別の会社で頑張ろうと思い決断しました。
入社後、半年間の研修を経て配属された先は、大阪の運用保守事業本部でした。携帯電話基地局が故障した際、現場で対応いただくパートナー企業の担当者に遠隔で作業の指示だしを行い復旧していくのですが、その仕事を2年間従事しました。その後、また2年ほど東京のエンジニアリング事業本部 東日本通信建設部へ異動となり、2023年から現在の西日本通信建設部に所属しています。
フィールドエンジニアリング本部は、通信事業者から携帯電話基地局の建設を受注し、建設業として建設場所の選定や所有者さまとの契約の折衝・締結、基地局の設計および施工までを行います。2024年からはauに加えてUQの基地局建設も担当するようになりました。私が所属する工事2グループは西日本エリアを対象に、業務にあたります。工事2グループは8名が所属しており、基地局を建設する物件のオーナーさまとの契約を締結する基地局担当、基地局の設計を行う設計担当、施工全般をまとめる施工担当に業務が分かれています。
その中で私は、基地局工事の図面を作成する設計の業務を担当しているのですが、デスクワークだけではなく、工事の際は現場へ行き作業を行っています。実は、現在の部署に配属されるまで設計に関する知識が全くなかったのですが配属後、数か月の研修を通して図面作成に用いるCADの操作を習い、丁寧に指導をしていただきながら、実際の業務を通じて設計を学んでいきました。今では、自分が設計した基地局の工事に行ったりしています。図面を書くのは楽しく、体を動かすことも好きなので、自分の中ではうまくバランスが取れていると思いますし、どちらも働きがいのある業務だと感じています。