社員インタビュー

林 恵太 さん
建設事業本部 モバイルプロセス本部
(インタビュー時の部署となります)
2015年入社
全国の屋内基地局工事を
一括管理する業務を担う
最初に使っていた携帯電話はガラケーでしたが、数年後にスマートフォンが普及していった中、自分もスマートフォンを所有したときに「これはすごいな」と思った記憶が鮮烈に残っているんです。通信速度も全然違いましたし、できることもすごく広がっている。それを実際に体感し、通信業界に興味を持ったことを覚えています。ただ、その時点では特定の会社をイメージしてはいなかったのですが、私の学校から毎年のように先輩がKDDIエンジニアリングに入社している流れがあり、それがKDDIエンジニアリングを知るきっかけとなりました。
私の場合、インターンシップに参加したのですが、それまでは災害時に活躍しているとか保守業務のイメージが強かったんですが、実際にはアンテナ設備の建設など幅広い仕事をしている会社であることを知りました。
入社後、最初に配属されたのは、営業本部 工事部 電力グループという太陽光発電所建設の元請業務を行う部署でした。まさに入社前のイメージとのギャップを感じる仕事でしたね。
しかも、建設という部分では同じでも、基地局とは全然違うものを造ることになりますし、そのためのルールも違う。最初は少し戸惑ったことを覚えています。その後、ファシリティ建設部でKDDIのネットワークセンターや拠点の電力設備の工事などを管理する部署に配属され、2019年から現在の建設事業本部に所属しています。
建設事業本部は、携帯電話の基地局建設を管理する部署になるのですが、私が所属する屋内センターは、駅や商業施設など建物内での業務を担当しています。その中で、私自身はチームリーダーとして工程管理のほか業務全般の管理を任されています。
担当エリアは沖縄県を除く全国になりますが、実際に工事に携わるのは各エリアのパートナー企業さまになるため、私が現地へ頻繁に足を運ぶことはないんです。ただ、屋内センターが一括で全国のエリアを担当しているので、私どもは全国各地のパートナー企業さまからご連絡をいただき、さまざまなお問い合わせやご相談に対応する業務をしています。
ダイナミックな案件の完遂が
自身の成長へとつながった
これまでで最も印象に残っているのは、最初に配属された部署で携わった湖上に太陽光発電所を建設する仕事です。同じ太陽光発電所でも湖の上に建設するとなると、やるべきことや気を付けることが全然違うんですよ。ダイナミックな仕事だったので、完成したときには「すごいものを造ったな」と誇らしい気持ちになりました。
また、今の部署に来てからは、それまで全国の各拠点が行っていた基地局建設工事の工程管理を、一括で東京に集約するための取りまとめ役の一人に選ばれた仕事が印象深いですね。建設事業本部に配属されて1年経つかどうかのタイミングでの案件だったのですが、業務集約を完成させるまでに2年ぐらいかかりました。
地方の各拠点には、それまでのルールや考え方がありますし、地域によってパートナー企業さまも異なる中で、仕事の進め方を擦り合わせていくのが大変でした。いきなり東京のやり方を押し付けても皆さん納得するわけがありませんので、ひたすら現地に足を運んで、まずは各拠点の話に耳を傾けながら、新しい仕事の進め方をご説明し、ご理解いただいた上で着手いただくということを全国で行いました。
この業務集約を取りまとめるためには、自分の担当業務以外の仕事についてもしっかり知識がなければ、各拠点のパートナー企業さまと対等に会話することができないので、かなり勉強しましたね。そのおかげで多くの知識を得ることができたと思っています。それに加えて、各拠点のパートナー企業さまと面識を持ち、しっかり会話を重ねた事で、その後の仕事がすごくやりやすくなりました。大変だった分、達成感が大きかったことを覚えています。
普段の業務においては工程の管理がメインになるため、すべての現場に足を運ぶことはありませんが、携わった案件が商業施設などにある場合は、そこにプライベートで出掛けて電波状況を確認することもあります。「ちゃんと5Gが使えてるな」と実感すると、ちょっとうれしくなりますね。
チームリーダーとして
周りを牽引する存在に
新規事業を含めさまざまな事業を拡大中の会社に身を置く自分としては、「これがやりたい」と思える業務があれば挑戦したい気持ちはあります。立候補すれば異動を検討してくれる会社なので、おそらく希望が通ると思うんです。
ただ、今のところは建設事業本部の中で自分が携わっている仕事を、しっかりと担い続けたい気持ちが強いですね。今後、新しい技術なども増えてくるので、取り残されないように知識を身に付けて頑張っていきたいと思っています。
また、今年で入社10年目と社歴が長くなってきたので、チームリーダーとして周りを引っ張っていけるようになりたいですね。今のチームメンバーは年長者が多く、経験や知識を豊富にお持ちなので、こちらが多く話すことよりも傾聴を心掛けています。
以前は、自分がバリバリ仕事をして、どんどん周りを引っ張って行くのがリーダーの在り方だと思い込んでいたんですね。何でも自分でやってしまうタイプだったのですが、それでは仕事が上手く回らないような問題が起きたりする中で「そうじゃないのかな?」と思うようになってきたんです。やり方を変えてみたところ結果が付いてくるようになりました。今は、メンバーの個性を活かしながら全体を統括していくのがリーダーの在り方なのだと考えるようになりました。周囲の方々と協調しつつ、「出る時は出て、出ない時は出ない」みたいな使い分けをしながら、全体を上手くコントロールするのが、私が思うリーダー像になりました。
この会社には、
誰もがチャンスを
得られる環境がある
基地局の建設には、商業施設などのオープンに工期を間に合わせなければならないようなケースがあり、休日出勤をする場合もあります。稀なケースですが、そのような場合は振替休日を取得します。基本的には、しっかり休みが取れますし、社員のライフワークバランスをサポートする制度が充実しています。
また、チャレンジ精神をもって異動やプロジェクトの参加を希望すれば、チャンスを与えてくれる。そんな魅力のある会社だと思います。